ようこそ、ブラック企業転職支援ナビへ。
当サイトに訪れたあなたはブラック企業の実態を知りたい、ブラック企業から転職したい、できればやばい会社とは関わりたくない・・・
こんなことを頭に抱いているかもしれません。
労働者の心と体をボロボロにするブラック企業とは関わりたくないと思いますし、万が一既に所属しているのでしたら今すぐ転職して環境を変えるのがベター。
とはいえ、どんな会社が「真っ黒な会社」なのかがわからないと逃げようがないですし、転職先もブラック企業を選んでしまう恐れもあります。
それに既にブラック企業に所属している場合、転職先が見つからないと無職になるので簡単に転職というカードを切れない、なんて事態も想定されます。
そこで当サイトではブラック企業で壮絶ないじめ体験を受け、紆余曲折の末、ホワイト企業に転職をした経験を持つ管理人が、ブラック企業の特徴や入社を避けるべき会社の見分け方、そしてブラック企業からの転職を成功させる方法についてまとめてみました。
そもそもブラック企業とは?
実は、「ブラック企業ってどんな会社?」という問いに対して「ブラック企業は○○な会社」って言いきることはできない実情があります。
なぜなら、あなたがブラック企業と思う会社をホワイト企業だと思う人もいれば、その逆も十分に考えられるからです。例えばあなたはこれから紹介する会社の中でどの会社に入るのが嫌ですか?
- 休日出勤がある会社
- 賃金が低い会社
- 実力主義の会社
- 学歴主義の会社
- 年功序列の会社
- 定時に帰れない会社
- 自己成長が望めない環境
正直、どれも嫌かもしれませんが、基本的にどの会社も嫌な面があります。例えば東大生の就職ランキングが第一位のマッキンゼーというコンサル会社をご存知でしょうか?
糞会社の定義は人によって変わる
マッキンゼーの場合、成長ができる環境と高給というポジティブな面があります。しかし、定時に帰れることはまずあり得ませんし、超実力主義なので結果を出さないと解雇も十分にあり得ます。
要するに成長できて高給な会社をお探しでしたら最強にホワイト企業ですが、それ以外の人には超絶ブラック企業なのです。
もちろんこの逆も当てはまります。例えば仕事を通して成長したい人にとって高給で定時に帰れる代わりに若手には雑用しかさせない会社は、転職を考えるに値する会社になります。
ちなみに管理人にとってのブラック企業というのは社内いじめやハラスメント行為が激しい会社です。
仕事面における厳しい指導はまだ我慢できますが、仕事と一切関係ないパワハラ・セクハラが多い会社は管理人の感覚では絶対に関わりたくない正真正銘のブラック企業です。
やばい会社には一定の共通点がある
管理人の話はさておき、一口にブラック企業と言ってもどんな企業をブラック企業と思うかは人それぞれなので、あなたにとってのブラック企業像を明確にすることをおすすめします。
なお、ブラック企業であるかどうかを判断する際にはブラック企業特有の「あるある事情」が社内でまかり通っているかの確認が欠かせません。
このブラック企業でよく見られる代表的な「あるある行為」につきましては、こちらのページでまとめております。
違法行為を犯す会社はやばい
先ほどどんな企業が転職を考えるに値するブラック企業なのかについては人によって変わると言いました。
この話はまさにその通りなのですが、絶対に転職を検討した方が良い本当にやばいブラック企業も中にはあります。
それはどんな会社かというと、これから紹介する4つのポイントのうち1つでも満たす会社です。
- 社会保険に加入していない
- 違法な罰金や制裁がある
- 解雇権を乱用する
- 反社会的な行為をしている
この4つの詳細については上から順番に簡単にご紹介します。
社会保険に加入していない
基本的にどの会社も社員を雇う場合、企業年金や健康保険を始めとした社会保険への加入が義務付けてられます。
つまり、この社会保険に社員を加入させない会社というのは法律をないがしろにする真のブラック企業です。
このような会社は労基署などの調査が入れば一発で処分を受ける会社なので、勤めているのでしたら転職を考えたいですし、転職先からは外した方が良いでしょう。
違法な罰金や制裁がある
社会保険の未加入と同じくらいまずいのが法的に認められないような罰金制度がある会社です。
例えばネット上でブラック企業と言われている某飲食グループは遅刻一回につき、数万円単位の罰金を取っています。
一回の遅刻で数万円の罰金なんて、1回遅刻するだけで生活が破綻しますよね。
そもそもの話になりますが、本来罰金というのは会社に余程損害を与えない限りはかけられません。
それにも関わらず、ことあるごとに罰金を科す会社というのは、社会通念上は異常な独自ルールがまかり通る真のブラック企業なので早急に転職を考えたですね。
解雇権を乱用する
本当に転職を検討したほうが良いブラック企業の中には社長や社長夫人の好き嫌いで社員の進退が決まる傾向があります。
特に中小零細系のブラック企業の場合、テレビドラマなどでよく目にする「お前はクビだー」がまかり通っています。
いつクビになるかが分からない「びくびく」する環境で働き続けるのは精神衛生上良くないので、早急に転職を検討したほうが良いでしょう。
反社会的な行為をしている
法的な観点で完全に真っ黒な会社の最たるものが社内で反社会的な行為をしている会社です。
例えば集めた顧客データを外部の調査機関に販売したり、明らかに違法な商品を扱ったりする会社などがこれに該当します。
「正直そんな会社あるの?」と思うかも知れませんが、実は結構あります。
例えば管理人がアルバイトをしていた時の飲食店はお客が手をつけなかった「お通し」を別のお客に出したりもしていました。
こういったブラック企業の悪行は外部にばれた場合、その会社は行政処分の対象になったり最悪の場合は訴訟に発展して潰れます。
いつ潰れるかわからないブラック企業にとどまり続けるのは相当なリスクなので、「この会社やばい」と感じた瞬間に転職活動に取り組むのが無難です。
ちなみに転職をせずにブラック企業で働き続けたらどんな末路になるのかについては、こちらのページでまとめていますので、ご興味がありましたら目を通してみてくださいね。
やばい会社の見分け方
ここまで転職を考えた方が良いブラック企業の特徴をご紹介しましたが、内部の実情を把握しない限り、その企業がブラック企業であるかどうかを判断することは難しいです。
しかしこれからご紹介する5つのポイントを押さえれば明らかにやばい「真正のブラック企業」は比較的簡単に見つけることが出来ます。
- 圧迫面接がある
- 社長がハイテンション
- 常に求人情報を出している
- 新卒の離職率が異様に高い
- 深夜や休日も電気がついている
それぞれの詳細について見ていきます。
圧迫面接がある
ブラック企業を見抜く際にポイントになるのが面接です。
特にやたら体力の事を聞いたり、圧迫面接のように覚悟を聞いてくる会社は要注意。
なぜなら、面接で詰める会社は厳しいノルマやパワハラ、そして長時間労働を課す会社である可能性が高く、そういった環境への適性を面接の段階で見極めているからです。要するに「面接=ストレス耐久テスト」なのです。
つまり、圧迫面接や威圧してくる面接官がいる会社は入社後も根性が問われるブラック企業であることは容易に想定できます。
社長がハイテンション
会社がブラック企業であるか否かを判断する際に一番のポイントになるのが社長の価値観。
基本的に会社の方針は社長が決める以上、その社長の考え方次第で会社がブラック企業になることもあればホワイト企業になることもあります。
特に注意をしたいのが社長のテンションがやたら高かったり、理念が崇高な会社はブラック企業である傾向があります。
誤ってそういった会社に転職してしまうと終始その社長の夢やテンションに振り回されることになります。要するに社長の奴隷になるのです。
現に管理人が正社員として働いていた会社は「信用第一」とか「会社は家族」とか言っていましたが、実態は無法地帯でした。
社長の夢に対してあなたが共感できるのなら良いですが、そうでないのでしたら転職先に選んではいけないですし、既に在職しているのでしたらすぐにでも転職をするのが賢明です。
慢性的な人手不足
転職しようとしている会社がブラック企業であるかどうかを判断する際にポイントになるのが人数です。
基本的にブラック企業は福利厚生がひどい傾向があるので、人材の定着率が低いケースが多いです。
その結果として慢性的な人手不足に陥るので、本来なら3人くらいで捌くべき業務を1人で担当するなんてこともあります。
人数が足りないと社員一人一人が担当する業務量が多くなるので、非常に大変です。
こういった会社は年中求人情報を出している傾向があります。この年中求人情報を出しているのはすぐに人が辞めることを示唆しているので高確率でブラック企業です。
新卒の離職率が異様に高い
実は新卒の定着率は新卒が育つための教育体制や新卒入社メンバーの満足度の高さを間接的に示しています。
つまり新卒の離職率が高い会社というのは新卒入社した社員に不満を持たれていることの裏付けとなってしまうのです。
ちなみに現在の日本ですと新卒の3割が3年以内に辞める以上、3年以内の離職率が3割という数値は決して低い数値ではありません。
しかし、新卒の3年以内の定着率が4割、3割、2割だったらどうでしょうか?
一般的な企業よりも断然新卒の定着率が低いですよね。この点を考えると新卒の3年以内の定着率が70%を大きく下回る会社はブラック企業だと認識することをおすすめします。
深夜や休日も会社が明るい
正直その会社がブラック企業であるかどうかは転職しないと分からないところがあります。
どうして分からないかというと、どの企業も転職面接などでは汚いところは必死に隠す傾向があるので、転職してから転職先がブラック企業であることを知るケースも結構あります。
例えば管理人が以前在職していた会社は月の平均が20時間といいながら、帰宅時間は終電がデフォルトなんてこともありました。
こういった勤務時間などのギャップを転職前に知るために転職を考えている会社の深夜や休日のオフィスをチェックしたいですね。
万が一入社した会社がやばい時
ここまですぐに転職を考えた方が良いブラック企業の特徴や、ブラック企業であるかどうかを見極めるコツについて見てきました。
正直な話、これまでの内容を押さえれば、ブラック企業であるか否かをある程度正確に見抜くことができます。
しかし運が悪く、ブラック企業だと見抜けずにブラック企業を入社先に選んでしまうことやすでにブラック企業に在職していることもあるかもしれません。
そこでここでは在職している会社や入社した会社がブラック企業だと分かった時の3つの有効な対策方法についてまとめてみました。
- ホワイト企業への転職を検討する
- 何かあれば専門機関に相談する
- どんな手を使っても休む
それぞれの対応方針の概要については1つずつご紹介します。
ホワイト企業に転職する
率直な話になりますが仮にブラック企業に入社してしまっても、福利厚生がしっかりしているホワイト企業に最終的に転職ができれば笑い話になります。
なので、仮に入社した企業がブラック企業だった場合、ブラック企業であることに気づいた時点で転職の準備をするのが一番。
この転職準備をする際にポイントになるのが転職サイトに登録をすることです。
この転職サイトを利用してあなたの経歴をサイト上に登録すれば、あなたに興味がある会社からのオファーが届いてきます。
しかも転職サイトの登録にはお金がかからないので、登録をして困ることはありません。
この点を考えると、万が一入社した会社がブラック企業で「転職したいな・・・」と思った場合は、真っ先に複数の転職サイトに登録したいですね。
何かあれば専門機関に相談
転職サイトへの登録と同じくらい気を配りたいのは何かあればすぐに専門機関に相談することです。
ちなみに「何かあれば」の「何か」というのはセクハラやパワハラや上司からの暴力などを含めたハラスメント行為やサービス残業の強要。こういった実害が発生した場合、我慢をせずに外部の専門機関にすぐに相談することをおすすめします。
どんな手を使っても休む
ブラック企業に入社する最大のリスクというのは逃げられなくなることです。
特に真面目な人ほど陥りがちなのが、自分がいないと会社が回らないと思い込んで心身に限界が来るまで会社で働き続けることがあります。
真面目な姿勢自体は素晴らしいですが、まともな労務環境がないブラック企業で無理をすると確実に心身のバランスを崩します。
そこで心身に明らかな異変が生じた場合、医師に診断書を書いてもらってでも強制的に休むことをおすすめします。
ブラック企業は早期転職が一番
そろそろこのページも後半になるのでここまでの内容を総括すると、ブラック企業とは関わらないのが最良の選択だということです。
ただし、関わらないのが一番と言ってもブラック企業だと気が付かずにブラック企業に入社してしまうことや既にブラック企業に勤めていることもあるかもしれません。
そんな時にやるべきことは、一日でも早く転職活動に取り組むことです。そこでこのページの最後にブラック企業で働くことになった際にすぐに実践をしておきたい効果的な転職術を紹介します。
転職活動のプロセス
転職活動を成功させるためには上手な転職術を知ることと同じくらい転職活動の流れを把握することが重要になります。
そこでここでは上手な転職方法について考えるためにも転職活動に取り組む手順を時系列順に一覧化してみました。
- 転職サイトに登録をする
- 転職エージェントに会う
- 面接を設定してもらう
- 面接の準備を行う
- 面接を実際に受ける
- 内定を手に入れる
- 今の会社を辞める
この一連の転職プロセスの中でまず最初にやることは転職サイトに登録をすることです。
そこでもしあなたがブラック企業からの転職を考えるのでしたらまずはいくつかの転職サイトにご自身のプロフィールを登録したいですね。
なお、転職サイトにプロフィールを登録する方法や転職活動に本当に役に立つ転職サイトの名前についてはこちらのページでまとめているので、ぜひご一読くださいませ。

現在28歳の現役のサラリーマン(3社目)
日本屈指の有名私大を卒業しながらも新卒の就職活動に失敗してブラック企業に入社。
その会社では尋常ではないパワハラの被害に遭い、嫌気が指して勢い余って退社をしてしまって一時的に無職になってしまう。職歴のブランクがあり、スキルが無く、コネも無いという状況で就職先が見つからず、あえなく別のブラック企業にアルバイトとして入社。
2社目のブラック企業はパワハラはないものの、激務・薄給(時給換算で500円以下)と典型的なブラック企業でしたが、その会社でWEBマーケティングの技術を学び、その経験から現在の会社(非ブラックな中小企業)に引き抜かれました。
今の会社は以前のブラック企業と比べると激務ではなくプライベートに充てる時間が出来たため、ブラック企業の被害に遭って心身がボロボロになる人が一人でも出ない世の中になればと思い、当ブログの運営を決意。
自身の経験からブラック企業の実態、転職活動のコツ、無職並びにフリーターの就職活動周りに非常に精通しているので、こういった内容のコンテンツを随時配信していきます。また現在、社労士の資格の勉強もしているので労働法周りにも精通。