

「ブラック企業あるある行為5選」
皆さんもご存知かもしれませんが、日本にはブラック企業と呼ばれる労働法を全く守らない会社がたくさんあります。
法律の外で営業活動を行うブラック企業は、社員に過剰な労働時間を課したり、雀の涙のような給料で社員を使い倒す悪魔のような会社です。
できればこんな会社で働きたくないと思いますが、現在の日本にはブラック企業ではない会社の方が少ないくらいです。
現に現在の日本にある100万社ほどの会社の中の少なくも7割はブラック企業なので、あなたは意図せずして真っ黒な会社と関わってしまうリスクがあります。
それではどうすればよいかというと、その答えはいたって簡単。
本当にやばいブラック企業の実態を正しく理解してそういった会社には入社しない、既に入社していれば逃げればよいのです。
これを行うためにも当ページではブラック企業で長年働いていた管理人の経験をもとに5つのブラック企業「あるある」行為についてまとめてみました。
目次
ブラック企業には見せしめ人事が横行している
1つ目のブラック企業あるあるは、中学生のような見せしめ人事です。
見せしめ人事って何かといいますと会社の経営陣に歯向かったり、会社の方針に異を唱えた社員に対して明らかに悪意のある人事配置をすることです。
例えば持ち家があるのに地方に飛ばしたり、明らかにその人の適性に合わないような部署に飛ばすなんてことがあります。
他にも不可解な降格人事なんてのもよく行われます。
生意気な管理職からは実権を奪う
例えば管理人が目にしたケースですと、営業部でトップ営業マンである営業課長を「生意気」という理由で平社員にするなんてことですね。
どうしてこんなことが行われるかというと、ブラック企業と言われる会社は完全に縦割りの会社だからです。
その結果として会社の方針や社長の考え=法律みたいな社風が出来上がってしまいます。つまり、その方針に異を唱える社員というのは、ブラック企業の経営陣にとっては、「がん細胞」のようなものなんです。
臭いものにはふたを閉める
こういったがん細胞を増やさなためにもブラック企業では見せしめ人事を行うことで会社に歯向かう社員が出てこないようにします。
こういった見せしめ人事はモラル的には問題ですが、会社法上は認められることも多いので文句を言いたくても言えないケースも少なくありません。
見せしめ人事が横行している会社は完全にブラック企業です。
そこでも見せしめ人事が行われている会社と関わってしまったら「この会社はやばい」と判断して見切りをつけるのが賢明です。
不祥事が起きたら一致団結して隠蔽する
2つ目のブラック企業あるあるは、不祥事の隠蔽です。
これは管理人が昔働いていた会社でもあったのですが、外部にばれたらまずいことが社内で発生するとありとあらゆる手を使って隠蔽します。
隠ぺいを奨励する体質
例えば管理人の知人が昔働いていた製造系のブラック企業は、会社が製造した在庫を廃棄品業者に預けずに山に捨てて燃やしたりもしていたそうです。
環境汚染に繋がる問題行動は社内でも議論が起きたようですが、社外に出ないように社長をはじめとした経営陣は全力で隠蔽したようです。
隠蔽の手口は多岐にわたり、証拠を消すなんてことは序の口でして内部告発しそうな社員の口封じをします。
まるで北朝鮮のような体制
口封じの一環としてパワハラや社内いじめを行い、強制的にターゲットを会社から追い出すこともあります。現に管理人自身はこの手口で以前働いていた会社を追い出された経験があります。
管理人のケースはさておき、ブラック企業は法律違反な行為を平然とやりながらも問題になりそうな時は全力で隠ぺいをするやばい会社であることは知っておいて損がありません。
社長や上司の恐怖政治が会社を支配する
3つ目のブラック企業あるあるは、社長や上司の恐怖政治です。
ブラック企業と呼ばれる会社には社員の人権や法令順守なんて言葉は事実上存在しないので、社長や上司の命令=事実上の法律です。
反抗=降格か解雇
法律ということはそれに逆らうとどうなるか分かりますよね?
如実な社内いじめや嫌がらせとしか思えないようなパワハラや部署移動、そして降格人事が行われます。
そしてそれに降格に伴う給与の削減や僻地の営業所に飛ばされることを恐れて誰もが権力に従わざるを得ないのです。
生殺与奪権をちらつかせながら社員の自由意思を奪うのは、ブラック企業ではよく行われることです。
理不尽に従うのが賢明になる
また本当にひどいブラック企業ですと上司へのお酌を拒否した女性を解雇にするなんてこともあるようです。こんな理不尽がまかり通るとなると、社長や上司の命令に従わざるを得なくなります。
特に家族がいる人や転職できるようなコネもスキルないような人は、理不尽な扱いを受けても心身がボロボロになるまで我慢せざるを得ないのです。
ちなみに縦割りの会社はブラック企業が多いので、上司や経営者の権限が強い企業に入社をする際には気を付けることをおすすめします。
優秀な社員が辞め、無能な社員が残る
今回取り上げる5つのブラック企業あるあるの中の4つ目のあるあるは、優秀な社員はさっさと辞めて無能な社員が残るということです。
優秀な社員は引っ張りだこ
基本的にブラック企業で優秀な社員はめっぽう仕事ができます。
なぜならブラック企業は大手の企業のように会社の看板を使えないので、ブラック企業で成果を出す人はビジネスマンとしてのレベルがとても高いのです。
ちなみに優秀な社員は自分が所属する会社がブラック企業だと悟ればすぐに転職先を探して、より良い条件の会社に逃げていきます。
業績悪化でブラック化が加速
それに優秀な社員というのは、どんな会社であっても会社の収益を作ってくれる宝のようなドル箱社員です。
そんなドル箱社員がどんどん辞めていくとなると確実に会社の業績は悪化しますし、経営者はストレスがたまるのです。
その結果として残った社員の給与の削減や不当解雇まがいのリストラが横行することが考えられます。
ただでさえブラック企業なのに、これまで以上にブラック度合いが増すなんて考えたくないですよね。
優秀な社員が辞めだすとブラック企業の悪行が一気に加速することは十分に考えられるので逃げる準備をした方が良いでしょう。
ブラック企業で働きながら新天地(転職先)を見つけるコツについてはこちらのページで特集しているので、ご興味があればどうぞ。
教育という名のパワハラや社内虐めが横行する
5つ目のブラック企業あるあるは、教育という名のもとにパワハラや社内虐めを公然と行う社風があることです。
そもそもの話になりますが、ブラック企業で上まで上り詰めた人は根性論が大好きな「モーレツ社員」の傾向があります。
「モーレツ社員」は組織の癌
「モーレツ社員」は、個人で働く分には問題ないのですが、社内で権力を握ると大変なことになります。
彼等は「成果=人格」という志向を持っているので、結果を出さない社員に対しては叱責や鉄拳制裁なんて普通にやります。
しかもブラック企業は、管理職やエース社員による鉄拳制裁・叱責・パワハラを黙認している会社が多いのです。これやばいですよね。
やばい会社につける薬はない
それにブラック企業の基本的なノリは「体育会系チック」なので、コンプライアンスや常識というものは通用しません。
こういった状況に直面するとブラック企業を辞めるか結果を出して上司に認めてもらうかのどちらかしか選べません。
それにブラック企業にはモラルの低い社員が多いので、パワハラや制裁が行われると楽しんでその輪に加わります。
教育という名のもとにパワハラや社内虐めを集団で行う企業はほぼ確実にブラック企業です。正直な話、こういったブラック企業はまともな会社ではないので関わらないことに越したことがありません。
5つのブラック企業あるあるのまとめ
このコンテンツではブラック企業あるあるとして多くのブラック企業で見られる5つの慣習を紹介しました。
今回紹介した5つのあるあるの中の1つでもあなたが働いている会社で見受けられましたらかなりやばいブラック企業です。
関わることは有害無益なので、素早く新しい職場を見つけて今の環境で働くという選択は捨てたいですね。
ちなみに当サイトでは就職先として選んでおきたいまともな企業(ホワイト企業)の特徴についてまとめているページもあります。
そのページの情報は、ブラック企業と関わらないためだけでなく、真っ当な会社を探すためにも役立ちます。そこでもしあなたが従業員にやさしい会社で働くことに興味がありましたら、こちらのページをどうぞ。

現在31歳の現役のサラリーマン
一流と言われる私立大学を卒業しながらも新卒の就職活動に失敗してブラック企業に入社。
入社後には尋常ではない陰湿なパワハラの被害に遭い、嫌気がさして1年弱で退社して無職に。職歴のブランクあり、スキル無し、コネなしという状況で就職先が見つからず、スキルを身に付けるべくベンチャー企業(実態はスーパーブラック企業)にアルバイトとして入社。
2社目のベンチャー企業という異名を持つブラック企業はパワハラはないものの、激務・薄給(時給換算で500円以下)と典型的なブラック企業でしたが、その会社でWEB制作の技術を学び、その経験から現在の会社(非ブラックな中小企業)に引き抜かれました。
これまでの経験からブラック企業の実態、転職活動のコツ、無職並びにフリーターの就職活動周りに非常に精通しているので、こういった内容のコンテンツを随時配信していきます。なお、自身の過去の経験から労務問題には興味を持ち、隙間時間で社労士の資格勉強にも着手中。
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