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「IT業界のブラック企業の実態とは?」

IT企業にはブラック企業が多い。

こんな噂をあなたも聞いたことはあるのではないでしょうか?

実はこの噂は、紛れもない事実です。

現に日本全国には少なくとも5万社のIT関連の企業があると言われていますが、その中の9割はブラック企業です。

どうしてIT業界にはブラック企業が多いかというと、どこも同じような技術を持つので、どうしても価格勝負になるからです。

ちなみに「ブラック企業転職.jp」という当サイトの管理人も過去に2社のIT系のブラック企業で勤務し、心身がボロボロになった経験があります。

そんな背景を持つ管理人がIT系のブラック企業の実態やブラック企業ではないIT企業の探し方についてまとめてみましたのでぜひ目を通してみてください。

IT系のブラック企業の慣習

やばい企業の慣習とは?
まずはじめにご紹介するのはIT業界のブラック企業によく見受けられる悪しき慣習です。

このIT系のブラック企業でよく行われる良くない慣習としてはこういったものがあります。

  • 固定残業制
  • エンドレスのサービス残業
  • 土日の強制出勤
  • 常に人材を募集している
  • 人材の平均在職期間が2年以下
  • パワハラ・セクハラが横行

ここで取り上げた6つのポイントの中で4つ以上当てはまれば完全なブラック企業です。

ただ、「4つ当てはまれば完全なブラック企業」と言われても今回取り上げた6つの特徴がいまいちよく分からないのと思います。

そこで先ほど取り上げたIT系のブラック企業に当てはまる6つの特徴の詳しい中身について1つずつ見ていきます。

固定残業制

まずこの固定残業制とは何かというと、支給される給与に残業代が含まれている制度のことを指します。

実はこの固定残業性というのは、IT系のブラック企業にはよくある話でして、求人票にこのような記載がある会社は要注意。

  • 残業代支給(ただし、上限あり)
  • 給与には○○時間分の残業代が込み

このような記述がある場合、残業はあるのが当たり前、という企業になるので、ブラック企業である可能性が十分にあります。

永遠に続くサービス残業

永遠に続く残業
IT系のブラック企業でたちが悪いのが、エンドレスのサービス残業です。

先ほど紹介した固定残業性もなかなか悪質ですが、残業代が一部は払われるのでまだまだ真っ当な方です。

よりひどいブラック企業となると、残業代は一切払わない上に仕事が終わるまで帰宅を許さない会社もあります

こういった会社の場合は、仕事が終わるまでは永遠と残業代がないまま仕事をさせられます。

実はこういった半永久的なサービス残業を課すブラック企業は実は少なくありません。

土日の強制出勤

次に取り上げるIT系のブラック企業の特徴は、土日の強制出勤です。

本来であればブラック企業であろうとホワイト企業であろうと土日は休みのはずです。

しかし、ブラック企業の場合は基本的に土日が完全に休みなんてことはありません。

なぜなら、平日だけでは終わらないような業務を社員に課すので、解雇権をちらつかせて、土日も強制的にサービス残業を強いるのです。

繁忙期は仕方ないにせよ、通常の営業期間であっても土日に労働を強いるIT企業はかなりやばい会社なので、近寄らないのが無難です。

常に人材を募集している

常に行われる人材募集
3つ目のIT系のブラック企業の特徴は常に人材を採用していることです。

どうして常に人材を採用しているかというと、あまりに激務だったりして労働環境が悪いので、社員の大多数は定着しないからです。

人が入る、すぐ人が逃げる、人が足りない、というループが永遠に繰り返されるので、年中求人をしているのです。

なので、マイナビ・リクナビをはじめとした複数の求人媒体で年中求人募集しているIT企業は避けるのが無難です。

人材の平均在職期間が2年以下

典型的なIT系のブラック企業の特徴は社員一人当たりの在職年数の短さです。

特に平均在職期間が2年を切るIT企業は注意が必要です。なぜなら、一般的なIT企業の人材の平均滞在期間は6年前後なので、2年というのはその3分の1だからです。

そこで興味を持ったIT系の会社がありましたらブラック企業であるかどうかを調べるためにも社員の平均滞在時間は正確に把握することをおすすめします。

日常的なパワハラ・セクハラ

常習的なハラスメント行為
また、IT系のブラック企業には性格が悪い人が多いです。

どうして性格が悪い奴が多いかというと、ブラック企業は長時間残業に給料が低いなどで慢性的なストレスに苛まれるからです。

このストレスのはけ口として、社内いじめやパワハラ、そしてセクハラといった行為がよく行われます。やばいIT系の企業で普通に行われるハラスメント行為(特にセクハラ)の実態が気になりましたらこちらの体験談をどうぞ。

IT企業でのセクハラ体験記

正直な話、ハラスメントの実態は外からは分かりませんが、女性社員の在職期間が極端に短い会社は何かしらの問題があるので警戒をすることをおすすめします。

管理人のやばい企業の体験談

やばい企業での勤務体験談
ここまでIT系のブラック企業の特徴について触れてきましたが、実態がいまいちわからないですよね。

そこでIT系のブラック企業の実態を知って頂くために管理人が過去に勤務していた会社の内情をご紹介しようと思います

名ばかりの月間残業15時間

管理人が過去に勤務していたIT系のブラック企業は、求人媒体紙の求人情報には月間の平均残業時間は15時間と書かれております。

しかし、この15時間という平均残業時間にはあるカラクリがありました。それは何かというと、15時間というのは残業として認められるのが15時間ということでした。

つまり、残業代が支払われるのが15時間であり、それ以上残業した場合は、残業代が支給されないのです。

気になる月間の残業時間はというと、土日のサービス残業を加えると月間で少なくとも80時間は残業していました。

この80時間の実残業時間のうち、残業代が支給されるのは15時間だけなので、毎月最低65時間を会社に無料で捧げておりました。

指導という名の公開叱責

公開叱責
サービス残業関してはどのIT企業は大なり・小なりあるので、ある程度は仕方がありませんが、看過できない問題がありました。

それは上司によるパワハラです。

実は管理人が所属していたIT系のブラック企業は仕事ができない人に対しては、中間管理職が「指導」という名目で他のメンバーの前で公開叱責を行います

この公開叱責の中には、「お前はダメなやつだ」だとか「そんな考えだから結果が出ないんだ」といった人格否定が含まれます。

この人格否定に耐え切れず管理人が所属していたIT企業を去っていく会社は後を絶ちませんでした。

部下の成長に無関心の職場

管理人が所属していたIT系のブラック企業のカルチャーは、「数字が人格」でした。

つまり、数字という結果を出している人はある程度何をやっても許されており、逆に結果を出せない人は居場所がありませんでした。

常にメンバー一人一人が自分の担当業務の数字を伸ばすことが求められるので、後輩や新人を育てている時間はありません。

なので、せっかく入社したメンバーも事実上放置されるので、成長できないメンバーがほとんどでした。

ちなみにこの「数字が人格」という文化のために、数字を出している管理職のパワハラは原則として野放しにされていました。

面談という名の解雇が横行

またなかなかパフォーマンスが上がらないメンバーに対しては、いわゆる首切りを行います。

この首切りは解雇という形を取らず、経営陣がパフォーマンスの悪いメンバーを集めて面談を行う形となります。

この面談の中では現状のパフォーマンスレベルの課題や今後の改善方針などを徹底的に詰められます。

しかもひどい時には「君に任せられる仕事はもうない・・・」といった類の話をして、強制的に自主退職に導きます

仮にメンバーが自主退職に応じない場合は、応じるまで毎週面談を行うようにします。

これによって常に下位2割のパフォーマンスしか出せないメンバーは強制的に自主都合退職に追い込まれるのです。

まともに社員教育をしないのに、パフォーマンスを出せないメンバーを追い出すのはなかなかひどいブラック企業でした。

ブラック企業がIT業界に多い訳

IT業界にブラック企業が多いわけ
ここまでIT系のブラック企業の特徴と管理人が勤務していたブラック企業の実情をご紹介しました。

管理人の職場はなかなかのブラック企業ぶりだと思いますが、IT業界にはもっとひどい会社もあります。

例えば管理人が知る限りでも残業代が1円も支払われない・月間の残業時間が200時間・経営陣による鉄拳制裁を日常的に行う会社もあります

正直管理人は関わりたくない真正のやばい会社です。

管理人の感想はさておき、どうしてIT業界にはブラック企業が多いか気にならないでしょうか?

実はこれは日本のIT業界全体の課題なのですが、どの会社も似たサービスを提供しているので、価格勝負のビジネスになってしまうからです。

どの会社の技術も変わらない

例えばシステム会社を1つ取ってみても、よほど精密なシステムでなければ、大抵のシステム会社は作れます。

つまり、他社でも作れるレベルのIT技術やIT関連のノウハウを販売している会社はどうしても価格勝負をせざるを得ません。

この価格勝負である価格の引き下げをするために、雇用する社員の人数を減らすことや固定残業制を導入して人件費を削ります

しかもプロジェクトに要するコストを下げるために一つ一つのプロジェクトの参画メンバー数を減らしたりもします。

その結果として社員一人一人の仕事は増え、人件費の削減のためにサービス残業などが常習化されてしまうのです。

それが原因となり、IT系のブラック企業の社員は常に忙しいにも関わらず、給与は低いことが多いのです。

まともな会社もゼロではない

ここまでの内容でIT業界にブラック企業が多い理由がなんとなくでもわかったのではないでしょうか?

もちろんIT企業にはブラック企業が多いとはいえ、ブラック企業ではないIT企業もゼロではありません

このブラック企業ではなく、真っ当なIT系企業の特徴についてはこれからご紹介します。

まともな会社の7つの特徴

真っ当なIT企業の特徴
ブラック企業ではない、真っ当なIT系の会社に入るコツはホワイトなIT企業に該当する特徴をきちんとつかむことです。

そこで当サイトの管理人は自身のブラック企業での勤務経験も含めたうえで、ブラック企業とは異なるまともなIT系の会社の特徴を一覧にしてみました

  1. 3年以内の新卒の離職率が3割未満
  2. 残業代が満額近く付く
  3. 完全週休2日制である
  4. 研修及びOJT期間がある
  5. 給与水準が適正である
  6. 有給の消化率が50%以上
  7. 労働組合がある

ここで取り上げた7つの特徴を全て、または5つ以上満たすIT企業はブラック企業である可能性は低いです。

特にポイントになるのが、「残業代が満額近く付く」・「完全週休2日制」・「3年以内の新卒の離職率が3割未満」の3つです。

この3点の詳細については簡単に見ていきます。

残業代が満額近く付く

今の日本のIT企業で残業が一切発生しない会社はまずありませんが、残業が発生してもその全てまたはその時間の大半に残業代を払ってくれる会社もあります。

こういった会社は、社員にサービス残業を課すブラック企業ではないので、多少残業時間が長くても目をつむる価値があります。

なんていったって、お金という対価がもらえますからね

なので、残業時間やサービス残業の有無ではなく、着手した残業時間の何割に残業を払ってくれるかでブラック企業であるかを判断することをおすすめします。

ちなみに管理人の経験上、残業時間の7割以上の時間に残業手当が支給される(サービス残業は全残業時間の3割未満)IT系企業はかなり良い会社です。

「完全週休2日制」

完全週休2日制
次に取り上げる真っ当なIT系の企業の特徴は完全週休2日制の導入です。

この完全週休2日制というのは、原則として土日が休みであり、仕事をせずにのんびりと過ごせる日が週に2日あることです。

この週休2日制は普通のように感じますが、IT系のブラック企業の場合、勤怠管理上は出勤となっていても、オフィスや自宅で仕事をしていることがあります。

そのため、どんなに平日忙しくても完全週休2日制が認められていれば、ある程度真っ当なIT企業と言えます。

逆に完全な週休2日制が認められず、土日も仕事を事実上やらされるIT企業はかなりの確率でブラック企業です。

新卒の離職率が3割未満

実は目を付けたIT企業がブラック企業であるかを考える際にかなり役立つのが、新卒の離職率です。

実はIT系の超絶ブラック企業の場合、新卒で入社した社員の過半数が1年以内に辞めるなんてことはざらにあります。

この1年以内の離職率が50%以上というのは極端な例にせよ、業界全体としてIT業界は人材の流動性が高いので、新卒の定着率が良い会社はそれだけでも注目に値します。

特に新卒の定着率が高い会社は、全体として社員の満足度の高い会社になるので、ブラック企業である確率はかなり低いです。

そんな企業がブラック企業であるかないかを判断する際に役立つ新卒の定着率の高さの1つの基準は、離職率が3年で3割を切るかどうか

仮に3年以内の新卒入社メンバーの離職率が3割未満の会社は、人材の流動性が激しいIT業界には珍しい定着率に優れた会社となります。

人が定着する会社にはそれだけ魅力がありますので、IT系のブラック企業に入社したくないのでしたら、何としても「3年以内の新卒入社メンバーの離職率が3割未満の会社」を探すことをおすすめします。

プロの手を借りるのが一番

転職の相談はプロに
先ほどブラック企業ではないIT系企業の特徴について取り上げましたが、自分一人で真っ当なIT企業を探すのは簡単ではありません。

なぜなら、日本全国には少なくとも5万社のIT関連の企業があるので、自力でよい会社を探していては時間がいくらあっても足りないからです。

それに実態はブラック企業であってもホームページなどでは真っ当な内容を書いていることが多い以上、どの会社がブラック企業であり、どの会社がまともなIT企業なのかを自力で識別するのは至難

そこで管理人のおすすめは、転職のプロの力を借り、あなたが望む条件のIT企業を複数社リストアップしてもらうことです。

実は転職エージェントという転職のプロは、求職者を募集しているIT企業のリストを持っており、リスト内にあるすべての会社の情報をある程度把握しております。

つまり、彼等にあなたが希望するIT企業の条件を伝えれば、あなたの希望を満たす非ブラック企業のIT系会社を紹介してもらえます

原則として転職エージェントの利用には一切お金もかかりませんので、お金の面の心配もいらないので利用しない手はありません。

現在31歳の現役のサラリーマン

一流と言われる私立大学を卒業しながらも新卒の就職活動に失敗してブラック企業に入社。

入社後には尋常ではない陰湿なパワハラの被害に遭い、嫌気がさして1年弱で退社して無職に。職歴のブランクあり、スキル無し、コネなしという状況で就職先が見つからず、スキルを身に付けるべくベンチャー企業(実態はスーパーブラック企業)にアルバイトとして入社。

2社目のベンチャー企業という異名を持つブラック企業はパワハラはないものの、激務・薄給(時給換算で500円以下)と典型的なブラック企業でしたが、その会社でWEB制作の技術を学び、その経験から現在の会社(非ブラックな中小企業)に引き抜かれました。

これまでの経験からブラック企業の実態、転職活動のコツ、無職並びにフリーターの就職活動周りに非常に精通しているので、こういった内容のコンテンツを随時配信していきます。なお、自身の過去の経験から労務問題には興味を持ち、隙間時間で社労士の資格勉強にも着手中。

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