

あなたの会社にも部下を怒鳴ったり、殴ったり、無視するハラスメント上司がいるのではないでしょうか?
実は権力を盾にパワハラを行う上司はどこの会社にも一定数います。会社員生活は直属の上司との相性で決まることが多い以上、万が一パワハラ上司と遭遇したら早急な対策が必要になります。
そこでこのコンテンツでは、パワハラ上司の特徴とパワハラ上司への効果的な対策方法についてご紹介します。ちなみにこのページの作成者のプロフィールはこちらの通りです。

現在28歳の現役のサラリーマン(3社目)
日本最難関の私立大学を卒業しながらも新卒の就職活動に失敗してブラック企業に入社。
ブラック企業でパワハラを受けて体がボロボロになった経験があるので、自身の経験からブラック企業問題や労務問題、パワハラ問題等に精通している。また過去に転職を2回経験しているので転職活動に関してもかなり詳しいです。
それでは、以下の順番で本文の内容をご紹介します。
目次
パワハラ上司はプライドが高い
パワハラ上司の特徴の1つが、プライドがやたらと高いことです。それも、「仕事や自分に対して誇りを持つ」という健全なプライドではありません。
結局ただの自己愛
それではどんなプライド化というと、「自分は周りよりもできる人間だ!」という根拠のない表面上の無駄なプライド。
こういった上辺だけの自信を持つことが、多くのパワハラ上司に当てはまる典型的な特徴の1つ。
こうした無駄なプライドを持て余しているパワハラ上司は、自分を大きく見せたい・自分に自信がない・見栄っ張りといった自己愛が強いです。
その結果自分の実力を認めさせたい(認められたい)がために、ねちっこい言葉や行動でミスなどを責め立ててきます。
そして厄介なことに、多くのパワハラ上司に共通する特徴として、「自分がねちっこい」という自覚すらありません。
しかも自覚がないないだけではなく、中には部下や後輩を教育している・賢く論理的に指導ができている、と勘違いしている輩もいます。
要するにパワハラ上司というのは、自分に陶酔しているナルシスト的な特徴があるのです。
部下をいじめる事で自己陶酔
部下をいじめて自己陶酔している感覚は、完全なサディスティックです。つまり、パワハラ上司というのはサディスティックでかつサイコパス的な特徴を持っていると言えます。
彼らは相手より優位に立つことに快感を覚えるため、自分より立場の低い部下や後輩をおとしめて、自らの欲求を満たそうとする特徴があります。
もしあなたの職場でこういった特徴を持つ上司がいたら関わってはいけません。パワハラのターゲットに認定されないようにできるだけ距離を置くことをおすすめします。
社内の評価を過剰に気にする
先ほど「ナルシスト的傾向がある」と言いましたが、こうした特徴があるパワハラ上司は、「常に自分が他人からどう見られているか」を過剰に気にしています。
いわゆる自意識過剰、というやつですね。何様のつもりなのでしょうか。
その結果として社内では常に周りの評価・目線を気にしだし、高圧的な態度を相手に取ることで自分の社内でのポジションを優位に確立させようとする特徴があります。
それにそもそもどうして「パワハラ上司は相手を屈服させることでいつも満足している」のかというと、実は本人にも心安らぐ暇がないからです。
他人に良く見られるために、常に自分に「できる男」や「強い男」という無駄な装飾品を着飾らねばならないからです。なぜならパワハラ上司というのは、周りから評価されないことを恐れているのです。
こうした特徴のあるパワハラ上司は、自分の評価を脅かす部下が出てくると、まさに「出る杭は打たん!」としてガンガン威圧してきます。
しかも、仕事で勝負するのではなく、「上司という立場」をフルに活用してパワハラを仕掛けてくるのです。最低ですよね。これがパワハラ上司の真の姿なのです。
下には威張るが上にはペコペコ
部下や後輩に威張るという特徴だけでは、まだまだ完全なパワハラ上司とは言えません。実は完全なパワハラ上司には、これに加えて、「上の立場の人間に媚びへつらう」という特徴もあります。
パワハラ上司がこうした行動に出る理由は、立場を利用できない点と全員から尊敬を集めようとするからです。
立場が使えないと何もできない
1つ目の理由は「上司」という優位な立場を利用できないからです。
部下には「上司」と言う立場を使って偉そうに振る舞うことがきますが、自分より役職が上の人や先輩などにはその武器は通用しません。ましてや実力のないパワハラ上司は、仕事の成果で勝つこともできません。
それにも関わらず、「ダメな人間には見られたくない!」という過剰な自意識もあるので権力者には嫌われないようにするために社内政治に力を入れるのです。
つまり、上からの自分の評価を落とさないためにパワハラ上司に残された選択肢は「“ペコペコと媚びを売る”しかない」のです。
周りにちやほやされたい
また2つ目の理由は会社にいる全員からの尊敬を集めようとする傾向があります。
パワハラ上司には、社内の人間全員に良く見られたいという特徴があります。どうしてこういった特徴があるかといいますとパワハラ上司ならではの思惑があるからです。例えば・・・・
- 自分が優秀だと認めてほしい
- 部下からの注目集めたい
- 自分の上司から一目置かれたい
部下からすると完全に迷惑な理由ですよね。ですが、周りにちやほやされることを渇望しているパワハラ上司にとっては死活問題なので必死になるのです。
人間性が低い特徴がある
一方、中には周りの評価を気にせずに、ただただ自分の振る舞いたいように振る舞うタイプのパワハラ上司もいます。
こうした特徴を持つパワハラ上司は、人間としての道徳観・倫理観・コミュニケーション能力などが欠如している傾向があります。
その結果、他人が正しいことを言っていてもまったく聞く耳を持たずに、我を押し通そうとするのです。
このようなパワハラ上司の存在は部下にとっての精神的な問題にとどまらず、「会社の利益損失にもつながる重大な弊害」とも言えます。
優良企業やホワイト企業にパワハラ上司が少ないのは、ただ優秀な人材が集まるという理由だけではなく、「“社会性を欠いた人間はそもそも必要とされていない”」という環境があるからなのです。
パワハラ上司が多い職場は、会社自体がブラック企業であることが多いので、すぐにでも転職を考えたですね。
パワハラ上司を野放しにするブラック企業で勤めながら効率よく転職先を探す方法についてこちらでまとめておりますのでよろしければどうぞ。
実はパワハラ上司は不安だらけ
相手を言葉や行動で威圧するパワハラ上司の根源にある特徴は、「実な自分に自信がない」ということです。
「自信がない」と聞くと、「えっ?」と思えるかもしれませんが、パワハラ上司の頭の中は、暴力でしか自分の存在をアピールできない不良中高生に見られる痛い特徴と基本的に変わりません。
思春期は、自分と大人や同級生とを比較し、「俺はもう大人だ、子どもじゃない!」、「俺は周りよりも劣っていない!」と思いたくなる時期ですよね。
パワハラ上司の心のなかというのは、自信のなさから悪ぶっている劣等生に見受けられる幼稚な特徴と基本的には変わりません。
自分の存在・実力を他人に認めさせる手段として、相手を威圧し、力ずくで屈服させることを選択せざるを得ないわけです。
パワハラ上司の心理はまさに、こうしたコンプレックスが根源にあります。要するにパワハラ上司には人として残念な特徴があるのです。
本当に自分に自信があれば周りは自然と認めてくれるので、そもそもパワハラに頼る必要はありません。
いい年をしているにも関わらず、実力で認められていないから「上司」という盾を使って立場の弱い人をいじめるがパワハラ上司の実態です。
対策方法は相談か転職
これらの厄介な特徴を持つパワハラ上司に対して、自分一人だけ立ち向かっても解決は困難です。パワハラ上司に対する対策方法には、「人事への相談」と「転職」の2つがあります。
会社を辞めなくてよいので、人事への相談がいちばん無難です。しかし「人事への相談」で事態が解決できないケースやそもそも今の会社に居続けたくないのでしたら「転職」という選択肢しかありません。
「何だか上司から逃げるようで悔しい…」と感じる方もいるかもしれませんが、このままパワハラを繰り返す上司と関わり続けると心の病になりかねません。
何より、陰湿で子供じみた特徴を持つパワハラ上司と同じ土俵で戦っている時間がもったいないです。
自分がもっと活躍できる会社に転職することで、その時間を有意義に使い、人生を充実させることに目を向けるべきでしょう。
転職の手順についてはこちらのページでまとめているので、よろしければどうぞ。
糞上司の特徴と対策方法の総括
このコンテンツではここまでパワハラ上司の4つの特徴と効果的な対策について紹介してきました。
ここまで見てきましたようにパワハラ上司は自己愛が強いという特徴があるので、どんなに期待しても彼等の性格は変わりません。
このコンテンツでも紹介しましたようにパワハラ上司をのさばらせる会社は、パワハラを野放しにするブラック企業です。
「最低でも3年間は頑張るべき」とか「どこでも変な上司はいる」とかいう人はいますが、パワハラ上司のことを相談しても対策を取ってくれない会社はやばい会社です。
会社に対する強い思い入れがあれば別ですが、特に無いのでしたらスパっと環境を変えたほうが良いでしょう。
現在31歳の現役のサラリーマン
一流と言われる私立大学を卒業しながらも新卒の就職活動に失敗してブラック企業に入社。
入社後には尋常ではない陰湿なパワハラの被害に遭い、嫌気がさして1年弱で退社して無職に。職歴のブランクあり、スキル無し、コネなしという状況で就職先が見つからず、スキルを身に付けるべくベンチャー企業(実態はスーパーブラック企業)にアルバイトとして入社。
2社目のベンチャー企業という異名を持つブラック企業はパワハラはないものの、激務・薄給(時給換算で500円以下)と典型的なブラック企業でしたが、その会社でWEB制作の技術を学び、その経験から現在の会社(非ブラックな中小企業)に引き抜かれました。
これまでの経験からブラック企業の実態、転職活動のコツ、無職並びにフリーターの就職活動周りに非常に精通しているので、こういった内容のコンテンツを随時配信していきます。なお、自身の過去の経験から労務問題には興味を持ち、隙間時間で社労士の資格勉強にも着手中。
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