

私が過去に勤務していた会社は職場いじめや先輩社員のパワハラが横行していた最低な職場でした。今回はその最低な職場で味わったひどい経験について実体験ベースでご紹介します。
当時の私が勤務していたのは個人クリニックでした。ごく普通の町医者といったイメージでした。
この病院を知った時の私は前職を退職したばかりで求職中でしたので、このクリニックの求人をみて受けてみようと軽い気持ちで思っていました。
その病院を希望した理由は幼い子がいたので、柔軟なシフトの会社の方が良いと思ったからです。
その点、小児科がある病院の先生なら、子供の具合が悪いときに、ある程度の理解があるだろうと思っていましたし、一緒に働くスタッフの方も一定の理解があるだろうと思っていたからです。しかし、この希望はもろくも崩れました。
目次
職場いじめとは無縁そうな職場
実際に履歴書を送り、面接に行ってみると、先生とその奥様が面接をしてもらいました。内容は和気あいあいといった感じです。
先生の印象も悪くなかったし、医療事務未経験の私でもブラインドタッチができれば働けるからといった感じでウェルカム感がすごくありました。
しかも「小さい子供がいるなら、常識の範囲だったら休んでも仕方がないね」と言って下さり、私の身の上に理解を示してくださいました。それに「昼休み中は家に帰って家事をしてきてもよいからね」とも言っていただきました。
これは非常に嬉しかったです。しかも面接の雰囲気も良かったので、非常に好感が持てる職場だと思いました。
その場で採用が決まり、私は晴れて未経験ながら30代後半で医療事務の職を得ました。私の他に医療事務の方が3人、看護士は常勤が1人で、他の3人はパートタイムでした。
見事に女の職場のわけですが、私はやる気満々でしたし、家の近くの職場だったので、長く働きたいなと思っていました。
社内のギズギズ間に気づく
ところが、入局して初日にちょっと異変に気が付きました。まず、朝の挨拶をした後、何も教えてくれません。細かい話ですが、ロッカーはどこを使ってよいのかから始まり、朝の掃除はどこをどのように、掃除道具の場所も教えてくれません。
同僚の事務は皆固まって話をしているだけです。これいじめかな?って思いました。要は全部からだで覚えていけという事です。
新しい職場で医療事務は未経験ですし、いきなり放り投げられることってあるんだなと思いました。なによりびっくりしたのは、私の目の前で、「ホントに使えないやつが入ってきたよ」と同僚らで談笑しているのです。
私の目の前で、聞こえる声でわざわざ話している事に衝撃を覚えました。初めての職場だし、何もわからないのは当然だと思いながらも、ここでやっていくならなんとか認めてもらわないと!と必死で仕事を覚えました。
裏では職場いじめが横行
ここのメンバーはみんな最悪でしたが、特に性格のひどかったのは常勤の看護師でした、彼女からは私自身相当いじめられていました。
よく小言を言われており、ある日私が昼休みに家に帰ったところ、その看護師は「昼休みに家に帰っているけど、その間誰が電話対応していると思ってんの?」と言ってきました。
正直な話、面接の段階で先生に「昼休みには家に帰ってよい」と言われていましたし、実際の昼休みの状況は知らなかったので、言うならその言い方どうなの?って本当に思いました。
いろいろな職場をある程度経験をしてきたつもりでしたが、ここまで正確ブスが集まっている職場は初めてなでした。このままこのクリニックで働いていたら、私もこんな性格ブスになるのか・・・・と思うとぞっとしました。
院長も実がダメな人
院長先生は割と理解があって人徳がある方なのかとイメージをしていました。しかし2週間ほど一緒に働いてみるとこれまた院長先生もひどいことに気づきました。
私には子供が2人おりますが、保育園に預けて働いていました。なので、すぐに熱をだしたりして職場に電話がかかっていることがありました。
面接の時点では「常識の範囲なら休んでも構わない」と言っていただいていましたが、そんなのは先生は忘れており、子供の熱の話をすると、「子供が具合悪いくらいで休むな!」でした。
私の頭に「?」がたくさん浮かびました。
先生は続けて、子供は私が見る、私が見て容態の状況を判断するから連れてこいというのです。確かに先生は小児科の仕事もしますが、小児科専門医ではありませんのでそんなことはできません。先生への不信感が募りました。
休ませてくれない職場
これは相性もあるかと思いますが。先生はとにかく仕事を休むことが一番許せないようです。何があっても仕事にはこい!というタイプでした。
例え子供じゃなくて、自分の具合が悪く熱があったとします。その場合も休むことは許されません。「一度クリニックに来なさい」、と言います。診察をして私が判断するからというのです。
ですので、どんなに高熱でも嘔吐があろうともクリニックにはいかなくてはなりません。これははっきり言って拷問でした。
無理やり点滴をされる
実際に私も仕事中に気分が悪くなり、座り込んでしまった時がありました。目の前が真っ白になり、気分が悪くなったのです。
心の中では心底帰らしてもられないかと思っていました。立っているのも苦しい状態だったので。しかし先生の診察後、「点滴ね」と言われ、1時間ほど点滴をすることになりました。
という事は「帰れないのか?」と疑問に思っていたところ、案の定、「点滴後は仕事してね」と言われ、帰ることはできませんでした。嘔吐、下痢もありましたが、「抗生物質出したから、これ飲めば大丈夫!」と言われました。
何が大丈夫なのでしょうか?
病気の苦しさって本人にしかわからないと思います。先生は医者ですが、病人を早く帰らしてあげようという気持ちがないのです。
インフルエンザでも出勤させる
後で他のスタッフに聞きましたが、例えインフルエンザにかかっても仕事には来なければならないそうです。薬をのみ、仕事しなければならないって言っていました。
そんな職場普通は考えられません。そもそも他のスタッフや患者さんに移していいのでしょうか?、本当に医者の考えなのか疑問でした。
この疑問を感じた後、私は退職の決心をしました。職場いじめはある、先生は人格破綻者であり、変人。こんな職場には嫌気が刺していました。
退職を拒否される
先生に退職を申し入れてもなかなか受け入れてもらえず、パートタイムでも退職までに3か月はかかりました。
このクリニックは直近の1年でスタッフが20人以上入れ替わったようです。それをきいてかなり納得をしてしまいました。
スタッフの事を使い捨てのように扱っている医師の元で誰がそんなに尽くして働くでしょうか?
スタッフ同士の雰囲気も悪く、いじわるはスタッフばかりの職場に入ってきた新人はすぐにやめるでしょう。このクリニックはずっとこのままだと思います。
現在も求人募集をしていますが、半永久的に人材の募集をし続けるでしょう。
就職先は実際に入ってみないとわからない部分もありますが、常に求人を募集している会社には何かあります。気を付けてこれから次の就職先を探すつもりです。
ちなみに私は新しい就職先を探す際にはこちらの記事の内容を参考にしているので、是非とも目を通してみてくださいね。
現在31歳の現役のサラリーマン
一流と言われる私立大学を卒業しながらも新卒の就職活動に失敗してブラック企業に入社。
入社後には尋常ではない陰湿なパワハラの被害に遭い、嫌気がさして1年弱で退社して無職に。職歴のブランクあり、スキル無し、コネなしという状況で就職先が見つからず、スキルを身に付けるべくベンチャー企業(実態はスーパーブラック企業)にアルバイトとして入社。
2社目のベンチャー企業という異名を持つブラック企業はパワハラはないものの、激務・薄給(時給換算で500円以下)と典型的なブラック企業でしたが、その会社でWEB制作の技術を学び、その経験から現在の会社(非ブラックな中小企業)に引き抜かれました。
これまでの経験からブラック企業の実態、転職活動のコツ、無職並びにフリーターの就職活動周りに非常に精通しているので、こういった内容のコンテンツを随時配信していきます。なお、自身の過去の経験から労務問題には興味を持ち、隙間時間で社労士の資格勉強にも着手中。
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