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「身体を壊して働けなくなった場合どうすればいいの?」というお悩みを持たれているサラリーマンの方は少なくないと思います。

そんなサラリーマンの方々に朗報があります。
日本にはサラリーマンの方々の助けになる社会保証制度が数多くあり、そういった社会保障制度を利用すれば万が一心身の健康を失ったとしてもゆっくりと静養することができます

このコンテンツでは、サラリーマンの方なら絶対に知っておきたい5つの社会保障制度の特徴と5つの社会保障制度の申請方法について紹介していきます。

9割のサラリーマンが利用する失業保険

失業保険はその名のとおり、サラリーマンの方が失業した時に国に申請できる公的な社会保障制度です。この社会保障制度を利用すれば、職を失ったサラリーマンの方でも一定期間食べていくには困らないお金を国からもらうことできます

しかも多くのサラリーマンの方にとって非常に喜ばしいことだと思いますが、実は解雇・倒産という不可抗力的な場合でなくとも、この失業保険はしっかり適用されます。

つまり、「転職のために会社を辞めた」「仕事を探しているけどなかなか見つからない」というサラリーマンの方でも失業保険の給付対象となり得るのです。失業保険という社会保障制度を利用することは、失業したサラリーマンの方の権利として公的に認められています。

もちろん全てのサラリーマンの方が失業保険という社会保障制度を使えるわけではありません。失業保険の対象になるのは、離職日からさかのぼった2年間に、雇用保険を支払っていた期間(被保険者であった期間)が計12か月以上あるサラリーマンの方です。

それに失業保険はあくまで、再就職を支援するための社会保障制度だと言うことも理解しておいてください。例えば失業後、「仕事がしたくないからとりあえず失業保険でも申請しようかなー」というサラリーマンの方は失業保険という社会保障制度の対象にはなりません。

失業保険の申請方法

失業保険はハローワークで申請することができます

その場合は勤めていた会社から、離職票と雇用保険被保険者証の2つをもらうことが必要です。これは離職したことと雇用保険を支払っていたことを証明するためのものですので、必ず必要になります。

その他、身分証明証・印鑑・写真・通帳なども求められます。二度手間を避けるために、申請前は、事前に電話などで持ち物を確認してからハローワークに足を運ぶことをおすすめします。

20代の特権である若年者納付猶予制度

サラリーマンの方は失業すると、生活費の心配だけでなく、国民年金の支払いも不安の種になりますよね。特に、すぐに再就職先が見つからないと、支払いの催促だけがたまっていくので不安は増していきます。

そんな時に役に立つ社会保障制度は、若年者納付猶予制度です。この社会保障制度は、「20歳~30歳未満の方で、前年の所得が定められた金額以下の場合に、国民年金保険の納付が猶予される」という社会保障制度です。

しかも年金を支払っていない状態であっても、若年者納付猶予制度を利用すれば、未納扱いとはなりません。これはすごい制度だと思いませんか?

唯一の課題は若年者納付猶予制度という社会保障制度を使うと通常通り支払った場合よりも将来もらえる年金(老齢基礎年金)が減ってしまうことです。このことを知ると利用に抵抗を示す人もいるのですが、ご安心ください。

猶予されていた期間をさかのぼって支払う追納という仕組みを利用すれば、将来の年金額は普通に年金を支払い続けた金額もらえます。経済的に余裕ができた方は、この追納という制度を利用すると良いでしょう。

若年者納付猶予制度の申請方法

若年者納付猶予制度という社会保障制度の申請は、各市町村役所の国民年金を取り扱う窓口で行います。

持ち物としては、年金手帳・印鑑に加えて、所得証明書、離職票などが必要となる場合があります。申請書やその他書類がそろっていれば、郵送でも申請できるので近くに市役所や区役所がないサラリーマンの方は活用すると良いでしょう。

サラリーマンなら知っておきたい傷病手当金

傷病手当金という制度は、病気やケガでの療養中に被保険者及び被保険者の家族の生活を保障するために設けられている社会保障制度です。

健康保険や共済組合に加入しているサラリーマンの方が傷病手当金の申請をすれば、標準報酬月額の約3分の2を30日で割った額が毎月支給されます。

とても便利な傷病手当金という制度はこれから紹介する4つの条件のいずれにも該当しないサラリーマンの方でしたら原則誰でも申請することができます。

  1. 会社員、公務員でない場合(健康保険に加入していない場合)
  2. 自営業の場合(国民健康保険の場合)
  3. 休業中も会社から十分な給料が支払われている場合
  4. 3日連続した休業がない場合

しかも傷病手当金は、サラリーマンが使える他の社会保障制度よりも受給期間が長く、最長1年6か月が受給期間となります。

傷病手当金の申請方法

申請書は会社でもらうこともできますが、傷病手当金の申請自体は自分で行います。もちろんサラリーマンの方で仮に会社で申請用紙をもらいそこねたとしても全国健康保険協会のホームページ経由でも手に入ります。

申請書が用意できましたら医師と会社に必要事項の記入を依頼します。書類が完成したら、各都道府県にある全国健康保険協会に提出する、という流れです。傷病手当金も他の社会保障制度と同様に郵送経由での申請が可能な社会保障制度です。

心身を崩した時に使いたい労災保険

労災保険とは、勤務中や通勤中の事故・災害でケガや病気をしたり、それによって障害を負ったり死亡したりした場合に適用されるサラリーマン社会で有名な社会保障制度の1つです。

他の保険と異なるのは、被保険者であるサラリーマン自身が保険料を支払う必要はないという点です。会社が保険料を支払っており、会社組織で働くサラリーマンの方であれば、たとえアルバイトであっても労災保険の適用対象となります

労災保険制度という社会保証制度で良く疑問点として挙がるのが、「うつ病など、精神的な病気には適用されるのか?」という点です。結論から言うと、これは“イエスでありノーでもある”ということになります。

病気の発症が、サラリーマンをやっていた時の仕事が原因によるものだという明らかな証拠がなければ、認可が難しいと言われる社会保障だからです。

たとえば、上司のパワハラが原因でうつ病になったことを、第三者にはっきりと証明することは難しいですよね。こうした人間関係が原因のケースは、パワハラを記録したメモや誰かに相談したことを証明できる証拠を残しておくことが大切です。

労災保険の申請方法

労災だと認められる判断を下す場所は、労働基準監督署という機関です。

労災保険は、会社、被災者もしくはその家族が、労働基準監督署・労災病院・労災医療機関・その他病院、のいずれかへ申請書を提出して認可が下りれば労災補償の対象になります。

それに労災補償が認定された上で労災医療機関を使えば治療費は原則一切かかりません。申請書は厚生労働省のホームページから入手できますので、今現在は心身の両面が健康なサラリーマンの方も一読しておくと良いかもしれません。

日本の社会保障制度の最後の砦である生活保護

生活保護は、国が提供している社会保障制度の1つで、個人の最低限の生活を守るための社会保障の最後の砦とも言える制度です。

交通事故・精神疾患・リストラなどにより働けなくなった経済的生活困窮者の“命を守るための社会保障制度”とも言えます。生活保護を受ければ、生存権が満たされるだけの最低限の生活費が国から支給されます。

もちろん生活保護は誰でも受給できるわけではありません。真剣に就職先を探す姿勢を持っているか、隠し資産や貯金を持っていないかといった審査があり、それらの審査を通る必要があります。

健康状態・収入・資産・家族構成などが主な審査の対象となります。

生活保護の申請方法

多くの自治体では、社会保障関係を担う「福祉・生活福祉・生活保護関連の部署」において生活保護の申請を行うことができます。

それに住んでいる地域の“福祉事務所”も社会保障制度の相談や申請を担っています。申請を行ったあとは、原則的に14日以内に結果の通知が届きます。

5つの社会保障制度に関するまとめ

ここまでサラリーマンの方に役に立つ5つの社会保障制度について説明してきました。サラリーマンのあなたに役立ちそうな社会保障制度は何かありましたでしょうか?

長いサラリーマン生活の間にどうしても働けない時期が来ましたら国が提供する社会保障制度を利用してゆっくりと休むのが一番です。社会保障制度の利用はサラリーマンに認められた権利なので心身に異常が発生しましたら思い切って社会保障制度を使ってみることをおすすめします。

現在28歳の現役のサラリーマン(3社目)

日本最難関の私立大学を卒業しながらも新卒の就職活動に失敗してブラック企業に入社。

尋常ではないパワハラの被害に遭い、体を壊して1年弱で退社して無職に。職歴のブランクあり、スキル無し、コネなしという状況で就職先が見つからず、スキルを身に付けるべくベンチャー企業(実態はスーパーブラック企業)にアルバイトとして入社。

2社目のベンチャー企業という異名を持つブラック企業はパワハラはないものの、激務・薄給(時給換算で500円以下)と典型的なブラック企業でしたが、その会社でWEBマーケティングの技術を学び、その経験から現在の会社(非ブラックな中小企業)に引き抜かれました。

今の会社は以前のブラック企業と比べると激務ではなくプライベートに充てる時間が出来たため、過去の自分のようにブラック企業と関わったがために心身がボロボロになる人が一人でも減ることのお手伝いが出来ればと思い、当ブログの運営を決意。

自身の経験からブラック企業の実態、転職活動のコツ、無職並びにフリーターの就職活動周りに非常に精通しているので、こういった内容のコンテンツを随時配信していきます。なお、自身の過去の経験から労務問題には興味を持ち、隙間時間で社労士の資格勉強にも着手中。

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