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私は、大学を卒業してから15年間、典型的なブラック企業に勤務しておりました。

つい最近転職し、今は幸せで充実した日々を過ごしております。今回、ブラック企業に勤務していた当時のことを記載させていただきます。

ちなみに当時の私が働いていたブラック企業はこんな感じです。

業態チェーン飲食店
資本金約40億
上場の有無東証一部上場
従業員数約240人
代表創業したオーナー社長
(以下「オーナー」と記載)

この会社に入社した経緯やこの会社での体験についてはこちらの順番でご紹介します。

ブラック企業に入社した経緯

就職した経緯は、結論から申し上げますと、入社後のイメージがどの会社よりも一番良くつかめたからです。ただ、今振り返ると、自身のイメージを飛び越えてブラックだったので、結果的にはイメージできていなかったかもしれません。

職にありつけず困っている

私は4年生大学卒業ですが、私の就職活動当時は就職氷河期と呼ばれている時代で、先輩方も、同年代の友人達も就職活動に苦戦している方が非常に多かったように思います。

私も中々内定をとることができず、最初に内定をいただけたのは8月だったと記憶しております。

ようやく内定をつかめたのですが、何か釈然とせず、また、会社側から手を招いてくれるのは一生の内で今しかないと思い、内定をいただいた後もしばらく就職活動を続けておりました。

就職課に紹介してもらう

そのような中、11月に大学の就職課に相談に行って紹介していただいたのが、私が働くことになったブラック企業です。

当時、その会社は上場はしておりましたが、東証一部ではありませんでした。ただ、無借金経営で、毎年売上、利益とも伸ばしておりました。

就職課に紹介していただいた際、「この会社は潰れることはない。」と言われたことをよく覚えています。

裁量権の広さに興味を覚えて入社

電話で説明会を受けたい旨相談すると、快諾していただき、当日は張り切って説明会に向かいました。

時期が遅かったこともあり、また、当時はそれ程有名な会社でもなかったので、説明会に参加したのは私一人でした。その為、人事の方とマンツーマンで約2時間、お話させていただくことができました。

上述のとおり、入社後のイメージが良くつかめたというのは、ここからきております。

会社の良いところも悪いところも全て話していただき、労働時間が長いこともあり、思い通りに休みも取れないが、裁量のある仕事をやらしていただける

そんな点に魅力を覚え、入社を決意しました。

どんな日常を過ごしていたか

入社後は、会社の寮に入らせていただきました。同期は私を含め20名程いたと記憶しております。

新入社員は、それぞれ店舗に配属され、1年以内に店長になることを目標に、副店長として勤務を開始しました。

私の配属店舗は寮から自転車で15分程度で、通勤はとても楽でした。肝心の業務場最初の1ヶ月程は、就業規則にのっとり、7時間30分前後で働いておりました。

しかし、その内人員の1人としてカウントされ、シフト制の当該店舗の勤務体制の中で、アルバイトの欠勤、急な大量受注等があれば問答無用で店舗に呼び出され、働かされるようになりました。

こんな会社ですから当然ですが、残業代や休日出勤の手当て等は出ません。タイムカードすらありませんでしたからね。

ただ、ここまでは想定していたので、特に不満もなく、「こんなもんだ。」という気持ちで勤務しておりました。

アルバイトの子達とも仲良くなり、しんどいながらも楽しく過ごしておりました。それから店長として多店舗に異動になり、ここからが地獄の始まりでした。

店長としての地獄の日々

前任者から引き継ぎした直後からレジ違算が数千円単位で頻繁に出るような状態であり、深夜までレジ違算のチェックをしなければなりませんでした。

そして、原因を解明できない場合は不足金額の補填をしなければなりませんでした。また、人員も不足しており、2週間以上の連勤が立て続けに発生。

ストレスで吐血したこともあります。会社のスポーツの催し物で骨折しましたが、ギプスを巻いたまま勤務したこともあります。

その後、数年間店長をし、複数店舗を管理するスーパーバイザーとなりましたが、終電までに帰れないことも多々あり、電車通勤できずに、週の半分程車で通勤しなければならない状態でした。

家から会社までは高速を使って約40分とそれなりに遠方であり、毎日高速を使っておりました。また、本社が都心部にあり、駐車場代も自腹でした。

濡れ衣を着せられて退職を決意

その後、本社のスタッフとして配属され、総務関連業務をしながら法務業務も行っておりました。日祝日は会社が休みでしたので、労働時間と休日取得はかなり改善されたように思います。

しかし、グループ会社を含めた業務を途中から私一人で行うようになり、人員の補充もしてもらえず、徐々に改善された環境が悪化していきました。

そんな中、とある営業案件の訴訟で、一部敗訴したことがありました。

経緯については営業担当役員や自身の上司(後述しておりますが、法律知識皆無)には訴訟の期日を重ねる度に状況を報告しておりましたが、一部敗訴したことにオーナーが激高

敗戦結果に対しては私が勝手にやったということにされ、全責任を負わされました。

管理職でもない私に何の権限もないはずで、勝手に訴訟を進めるなど普通に考えるとあり得ないのですが、それがまかり通ってしまいました。

その結果、それが引き金で会社を退職しました。私の後には実務経験のない弁護士が3名入社されたようですが、すぐに退職したようです。

ブラック企業の経験が新天地で生きる

最終的には退職し、現在は全く別の業界で勤務しております。

慢性的に人が不足している会社で、勤務歴15年もある人材は貴重なため、経営層からも考え直して欲しいと言われましたが、「あなた方には不信感しかありません。」と回答して退職をしました。

ブラック会社に勤めていると、忙しいことも相まって盲目的になってしまい、他を見ようとしなくなります。私の場合は、結婚したことがあって冷静に自分を見直すことができ、退職に踏み切ることができました。

今、新しい会社に勤務しておりますが、とてもホワイトな企業です。

自身で仕事を組み立てていく一種のサバイバル能力のような物が知らない間についており、新しい職場での仕事はとても簡単に感じます。

ブラック企業で働いた15年間で得たものは、このサバイバル能力と忍耐力だけなのかもしれません。

この文章が、少しでも、ブラック企業で働いておられる方、これから就職をしようとされている方にとって良い影響を与えることができれば嬉しく思います。

最後になりますが、あなたがブラック企業と関わらないためにもブラック企業の特徴や見極め方についてまとめたページをご紹介します。

内容に目を通しますとブラック企業を見極める目が身に付きますのでブラック企業と関わるリスクが激減します。

5分で分かるブラック企業の特徴

現在28歳の現役のサラリーマン(3社目)

日本で10指に入る名門大学を卒業しながらも新卒の就職活動に失敗してブラック企業に入社。

入社後には尋常ではない陰湿なパワハラの被害に遭い、嫌気がさして1年弱で退社して無職に。職歴のブランクあり、スキル無し、コネなしという状況で就職先が見つからず、スキルを身に付けるべくベンチャー企業(実態はスーパーブラック企業)にアルバイトとして入社。

2社目のベンチャー企業という異名を持つブラック企業はパワハラはないものの、激務・薄給(時給換算で500円以下)と典型的なブラック企業でしたが、その会社でWEBマーケティングの技術を学び、その経験から現在の会社(非ブラックな中小企業)に引き抜かれました。

今の会社は以前のブラック企業と比べると激務ではなくプライベートに充てる時間が出来たため、過去の自分のようにブラック企業と関わったがために心身がボロボロになる人が一人でも減ることのお手伝いが出来ればと思い、当ブログの運営を決意。

自身の経験からブラック企業の実態、転職活動のコツ、無職並びにフリーターの就職活動周りに非常に精通しているので、こういった内容のコンテンツを随時配信していきます。なお、自身の過去の経験から労務問題には興味を持ち、隙間時間で社労士の資格勉強にも着手中。

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