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私は現役の歯科助手です。過去にいくつかの歯医者で歯科助手をやっていましたが、良い歯科医院もあれば良くない歯科医院もありました。

ちなみにこの良い歯科医院の良し悪しを決めるのは院長の質。実は院長が最悪なところは、職場の人間関係も悪く、従業員の士気も低いので、自ずとサービスの質も低い傾向があります。

このことについてご理解頂くためにこのページでは、過去に私が所属していた悪徳な歯科医院の院長の素顔とそこのサービスレベルについて私の実体験をベースにまとめてみました。

最悪な歯科医院への入社経緯

高校を卒業後、歯科衛生士の専門学校にいっていましたが、辞めてしまいました。

学校を辞めた後バイトを探していましたが、なかなか働くところが見つからず、やっと採用が決まったのがこの病院でした。

採用面接は院長にしてもらいましたが、その時は喋り方がソフトで優しい感じでした。しかし、院長の目つきが悪く、眉が仁王のような感じで、終始しかめっ面だったのが気になりました。

今だに、あの顔が忘れられません。

院長の顔には違和感を感じましたが、やっと決まった仕事だったので面接に合格した事が嬉しく働き出しました。

今から思えば、人の本質は表情に表れるので優しい言葉に騙されず面接で合格しても断ればよかったと思っています。

院長は毎日重役出勤

朝は、職場の鍵を持って病院のシャッターを開け、開院の準備をします。その時、院長はまだ来ていません。

予約していた患者さんが時間通りに来ても、まだ院長は来ません。院長から電話がかかり、いま待合室に来ている患者を治療台に座らせておいてと言われます。

院長が病院に来た時に待合室で患者と鉢合わせになるので、それを避ける為に患者を治療台に座らせ、またそこで長い時間待たせます。

そして、ソロっと患者の後ろを通り、白衣に着替えて、何もなかったかのように治療を始めます。ちなみに肝心の診療は、保険の効かない自費治療を勧めます

病院がある場所が高級住宅街である為、患者さんもお金持ちが多く、治療に高いお金を出しても気にならないようです。

カルテは院長が鉛筆で手書きします。今どき、手書きのカルテは珍しいなと感じていました。

日常的な違法行為の実施

患者さんが帰ってから、鉛筆で手書きしたカルテを毎回院長がボールペンで清書していました。

最初は「清書」という言葉を信じていたので、清書が終わった後に「カルテに残った鉛筆の跡を消しゴムで消しておいて」と言われる度にそのようにしていました。

勤めてしばらく経ち仕事の内容もよくわかってきてカルテの内容を院長が書き換えて改ざんしていることに気がつきました。気がついた時は冷や汗が出ました。

今まで何も知らずに、改ざんの手伝いをさせられていたのかと思うとかなり腹がたちました。カルテの改ざんは犯罪ですから、この病院をブラックだと感じた一番の理由です。

院長が遅刻して患者さんを待たせることや、患者さんに保険適用外の自費治療ばかりを勧める事もどうかと思っていましたが、患者さんが怒ったりされなかったので私も納得していました。

ですが、レントゲンを撮りますと言ってレントゲン室でフィルムの入っていない空のレントゲンのカセットを取り付け、レントゲンを撮っているかのように患者さんの前で振る舞っている院長には毎回腹が立ちました。

注射器の針の使い回しはありませんでしたが、注射の液は使い回ししていました。本当に酷いです。

院長の横暴に疲労困憊

私は歯科助手で衛生士ではありません。歯科衛生士は患者さんの口の中を触る事ができますが、助手はそれが許されていません。

でも、院長からは患者さんの歯石を取るスケーリングという処置をするように言われたので、処置をしていました。

気になったので、歯科医師会に匿名で電話をかけ、衛生士ではない人がスケーリングをしていると病院の名前を伝えて密告しましたが、相手にされませんでした。

医師会も院長の肩を持っているように感じました。

カルテの改ざんの事に気がついたのはこの後のことなので、今から思うとカルテの件も電話すればよかったと後悔しています。

改ざんに気がついた頃には、私も疲れ切っており、「早く仕事を辞めたい!あの院長と関わりたくない!」と思うまでになっていたので、電話する気力が湧いて来ませんでした。

本当に、本当に精神的に疲弊していました。

セクハラ・パワハラの嵐

院長は患者さんを騙すだけではなく、助手の人たちも酷い扱いをしていました。私も何度も怒鳴られ、何か間違うとお尻を叩かれました。セクハラです。

お前は叩かれないとわからない奴なんだ!」と言って暴力を振るうこともあり、お腹を殴られたこともあります。お腹を殴られた時は院長も気にしたのか後でお金を渡してきました。

ひどく怒った日は、ご機嫌取りのようにお昼ご飯をおごってきたりしましたが、おごられるものが毎回ファーストフードだったので嫌気がさしていました。

院長の部屋に呼ばれ、肩を揉めと言われマッサージした事もあります。

なんで断らなかったんだろう?と今になれば思いますが、暴力を振るわれるよりマシだと思っていたのかもしれません。

院長宛に電話がかかってきたので、子機を渡そうと院長の部屋をノックすると、ドアを開けてというので開けると、院長はトイレ中でした。

院長はトイレのドアを開けて便座に座った状態で、私に子機を持ってきてと言ってきました。トイレ中の院長を見なければいけないのが本当に最悪でした。不快でした。

使い走りにされる

院長の奥さんから頼まれて、食料品を買いにいったことも何度もあります。一番嫌だったのは、院長の育毛剤を薬局に買いに行くことでした。

他のスタッフは、院長の家に行って掃除したり、召使いの様にこき使われていました

私の後に新人が入ってきて失敗すると、接着剤を顔に塗りたくるぞ!!と怒鳴られ頭を叩かれていました。

それを見て許せなくなり、泣いている新人の子に早くこの病院はやめた方がいいよ!と言いました。それを聞いた新人の子は次の日から来なくなりました。

私も辞めたいなと思っている時に、研修医の先生が働きに来ていて、「この病院は酷い!助手の人達も、おしんみたいに働かされる!今どきこんな病院があるのに驚いた。」と言っていました。

しかも、「他にもっといい先生がいる病院は沢山あるから、ここは早く辞めた方がいいよ!」とも教えてくれました。これらの話を聞き、やっと辞める決心がつきました。

退職して別の病院に

辞めると院長に伝えても辞めさせてもらえないのはわかっていましたから、次のシフトを提出する時に白紙で提出しました。

そして、提出した次の日から仕事に行きませんでした。お給料も手渡しだったので受け取りに行っていません。

その後、院長から電話が何度もかかって来ましたが無視しました。携帯にも家電にもしつこくかかってきました。

留守番電話に、「あなたはよく働くしいい子だから戻って来なさい、お給料も渡したい」と伝言が残っていました。声を聞くだけで気分が悪くなりました

数ヶ月後、違う歯科で働き始めましたが、患者さんにもスタッフにも親切で丁寧な先生達の下で数年働くことが出来ました。

あの時、親切にアドバイスしてくれた研修医の先生に本当に感謝しています。正直な話、2つの職場を比べると天国と地獄の差でした!!

最悪の歯科医師の末路

これまで、あの酷い歯科の仕事をたまに思い出し、あの院長はどうなったのかネットで調べる事がありました。

そして、3年程前に久しぶりにネットで検索してみると、あの院長はカルテの改ざんで逮捕されていました

私が辞めてから10年以上経っていたので、それまでずっと人を騙して高級住宅街に住み、高級車を乗り回していたかと思うと本当に腹が立ちます。

院長の奥さんはお金持ちのセレブという事で、ブログを書いていたのでたまに見る事がありました。何年か前に院長と離婚したようです

一日も早く院長と別々に暮らしたいと思ったとブログで書いてありました。よく忍耐されたと思います。

子供達の事も全く気遣ってくれないとも書いていて、私が働いていた頃に小さかったお子さん達も悲しい思いをしたと思うと本当に院長の人間性を疑います。

医師免許は剥奪されていない様なので、また仕事を再開する事があるかと思うとゾッとします。そのまま引退して欲しいです。

ブラック企業体験の振り返り

ブラックな会社で働いていると、最初は正常な判断が出来ますが、徐々に感覚が麻痺し、善悪を見分ける力が無くなってきます。

そして、最終的には「自分が間違っているのかな?自分が悪いのかな?」と思うまでになってきます。これははっきりいって一種の洗脳に近い状況です。

あなたのことを洗脳する会社からは一日も早く離れて正常な感覚を取り戻す事が必要だと思います。ちなみに私は正常な感覚を取り戻すのに時間がかかりました。

現にブラックな病院を辞めた後も、「自分の頑張りが足りなかったのかもしれない、カルテの改ざんも自分の勘違いだったな」と自分を責めておりました。

ですが、数年後に院長が逮捕された事で、「私の決断は間違ってなかった」と自尊心を取り戻すことができました。正直、この数年は無駄でしたね。

私のケースはさておき、「この会社はおかしい」と思ったら、正常な判断が出来るうちに、自分の感覚を信じてスパッと辞めるべきです。

この経験があったので、それからは良い職場を選ぶ事が出来ていると思います。酷い経験をしてしまったので、こう言う事しかできませんが、出来れば避けたかった経験でした。

ブラック企業とは関わらないのが望ましいですが、誤ってブラック企業と関わってしまったら一秒でも早く辞める。これを今このページをお読みのあなたも実践することをおすすめします。

ちなみに後悔せずにブラック企業を辞めるコツについてはこちらのページでまとめております。

上手に会社を辞めるコツはこちら

現在31歳の現役のサラリーマン

一流と言われる私立大学を卒業しながらも新卒の就職活動に失敗してブラック企業に入社。

入社後には尋常ではない陰湿なパワハラの被害に遭い、嫌気がさして1年弱で退社して無職に。職歴のブランクあり、スキル無し、コネなしという状況で就職先が見つからず、スキルを身に付けるべくベンチャー企業(実態はスーパーブラック企業)にアルバイトとして入社。

2社目のベンチャー企業という異名を持つブラック企業はパワハラはないものの、激務・薄給(時給換算で500円以下)と典型的なブラック企業でしたが、その会社でWEB制作の技術を学び、その経験から現在の会社(非ブラックな中小企業)に引き抜かれました。

これまでの経験からブラック企業の実態、転職活動のコツ、無職並びにフリーターの就職活動周りに非常に精通しているので、こういった内容のコンテンツを随時配信していきます。なお、自身の過去の経験から労務問題には興味を持ち、隙間時間で社労士の資格勉強にも着手中。

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